おつかれツイッター
Twitterをやめてみている。それこそ10年間くらい身を滅ぼすレベルでタイムラインを見続けてきたのだが、毎日だれかが怒っているのを観測するのに急に疲れた。
さ〜てTwitterに費やしていた時間でいったいどれだけクリエイティブさが発揮ができちゃうんだ…!?と期待したものの、通販が捗ったり代わりのアプリで身を滅ぼしたりしょうもない日々。ご意見ご感想を言う機会も失せて、小説読んでも映画見てもなにか食べても最高!と大声上げて 〜終〜 になってきた。すがりつくみたいに学生時代のキラキラした夢を見まくっている。死んでいる。
Twitterしてたほうがマシだったなどと思わないように、1ヶ月弱触れて心が動いたものをメモしておく。有意義だったと自己暗示をかけるぞ。
●MOODA
日記アプリに課金。UIかなりいい気が。月末振り返ったとき壮観。
●梅流し
前から興味ありつつ便秘に託けて実施。なにも知らず夕飯後にモリモリ食ってしまいあまり効果得られず。「おしゃぶり昆布梅」は出汁昆布としての使用は不可。思い知る。
●花札こいこい
やっとルール覚えてきた。将棋は何万年やっても覚えられなさそうだが花札はいい。かわいいし。🎴
●ななまがり森下「架空の人ものまね」
勇者ああああを観て。熱心なファンの方がこれまでの履歴をまとめていてくれないかなあ。
●映画名探偵コナン
hulu無料体験。毛利蘭チャンが好きだ…!
●SHIFT_CONTROL
バンド。正統にエモ通ってきてる感たまらなく良い。グッドメロディ。裏のギターリフもぜんぶ凝っててかっこいー。
●窓際ハーブ栽培
当初しいたけ栽培に目をつけていたが下手して壁にもさもさ生えられたら困るなと思ってやめた。芽が生え出して愛おしい。
●ほしとんで
LINE マンガは日本でのみご利用いただけます|LINE マンガ
漫画。俳句ゼミの話。平熱感がすごく好み、電子で買ったが紙でも手元に置いておきたい。
●謎解きアプリ
「脱出ゲーム Peter Pan ~ネバーランドからの脱出~」をApp Storeで
かなりハマってGWはこれらに溶けた。謎解き脱出系は怖いのが多い印象で苦手だったけどこれはファンシーでとっつきやすい…。
同居人が見ているのを隣で。憧れた。
●手作りナン
予想以上に店のナンぽくなる。Amazonで無印取り扱いはじまったのありがたいな。
同居人のオススメ。推理(?)モノに急にハマる。未視聴だったことを悔やむ。全キャラクター愛おしい。
●つぶみ
散歩途中でみつけて久々に飲んだら感激。箱で買いたい。
●卵焼き器バウムクーヘン
✿卵焼き?ホットケーキ✿バウムクーヘン風 by rie-tin 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが329万品
すでに3回製作。まともにできたお菓子作りがこれくらいだった。私はもちもちを愛している。
●島の光
いつかオモコロのそうめんつゆ王の記事読んで以来ずっと憧れていたそうめん。段違いに美味しい。
おわり。わりといい感じに心が動いてたようで安心した。生活に安寧を。
トリプルファイヤー「アルティメットパーティー 7-2」
O-nestに所用があり、トリプルファイヤー久々に観たいなと思いつきでチケット取って、当日予習して臨んだ1(ロック編)がめちゃくちゃ楽しくて面白くて良くて
ハマって1週間聴いてたら吉田氏の哲学的歌詞に引きずりこまれて、2(DOPE編)は良すぎて沁みすぎてつらくなった
ひとり浮かない顔でネストを出た
わかりすぎる…俺はこんなもんじゃないけど身体がうまく動かない、わかる
初めて聴いた曲のメモ
「みたいな」「感じ」と書いてあるので詞はイメージというかぼんやりとした記憶だということですよね
・ユニバーサルカルマ
めちゃくちゃ予言者みたいなこと畳みかけた後に後半だってそうだから 俺が言ってるから 本当にそうだから みたいな論拠あやふやになる感じ
・KEEP ON
どうしても思い出せません
教えてください(新曲らしい)
追記:温泉を掘ってる、もう温泉が出るかどうかは関係なくなってきてる みたいなやつだった すごいよこの歌詞…
・シルバースタッフ
バイトでやりがい感じちゃった やばい
生徒の笑顔見て心あったかくなった やばい
自給もあがんないのに
みたいな曲
すげーポップだった
・スピリチュアルボーイ
パンを買いたいと思ったら次の瞬間買えてるし、パンを食いたいと思ったらその瞬間食えてる 思想が現実になってる 俺はスピリチュアルボーイ(ここのメロディ超ポップ)みたいな曲 ハッとした
・サクセス
俺が俺を操作するゲームをやってるとしたら絶対こんなことやってないのに、みたいな曲
2拍3連がでてくるやつだった?かなあ
つれえ…
・ここではないどこか
仕事ができないのも個性、個性を生かせる場所がきっとある、だれもが輝ける時代になってきてる、みたいな励ましが連呼されて、あれ、トリプルファイヤーがリスナーを鼓舞している…と思ったら でもその場所はここではない、どっかにきっとあるからそこで頑張ってください みたいなめちゃくちゃ救いのない曲だった
・バー
つまんないギャグでもずっと笑ってられる仲間だけがここに残ってる、俺のこと好きって言ってくれた女の子は飲んでるだけの俺を見たら寂しそうに笑ってそれから会っていない、仕事でうまく行き出したあいつは最近見なくなった、ずっと笑い合える仲間だけがここに残ってる みたいな曲
つれえ…ⅱ
・お酒を飲むと楽しいね
いつもおとなしくて喋んない俺だけどお酒飲んだら明るくておもしろくて楽しくてびっくりするよー!!て曲、「お酒がなかったらおとなしいまま終わっちゃうとこだった」みたいなフレーズが抉ってきたな
既知
特に好きだったやつ順不同
・銀行に行った日
きょう区役所に行くときに聴いたのですごい肯定された気持ちになった
・抱きしめたい
すっごい好きな曲 一回も見たことなかったのでうれしかった
かわいいっ!て絞り出してる吉田氏がよかった
・Bの芝生
突風でAに落ちそうだったところを通りかかった鳥が紙をくちばしで挟んでAの芝生に降り立った みたいな展開になっていた
・戦争の話
・野球選手になるために
音源と違うアレンジ?で「先やっとくことがある」のリズムがただでさえ取りづらいのにボーカルがその裏を取ってきて脳が混乱した
・普通は走り出す
「普通」を擬人化した曲かと思ってたが全然違った ちゃんと聴け
なんとなくマラソンの曲だと思って聴いた、普通だったらここでみんな走ってる、走らないって選択肢があることすら想定されてない、ここで走らなかったらみんなきっとびっくりするだろう
深読みしちゃう
MCぼんやり
昔の曲、抱きしめたい、最近のフェミニズム的な風潮からするとやばいんじゃないかと思うけど、俺には管理できないので、見つかってみんながなんか言ってきたら説明しといてください
アンコールの意味を教えてくれた女の子がファーストキスの意味も教えてくれた
〜〜〜〜〜〜〜〜
頼むから高名な哲学者として後世に名が残ってくれ 吉田靖直…
こだわる男
トリプルファイヤー。アルバム「エキサイティングフラッシュ」にうわあなんかわかる…を感じた高校時代。大学を卒業して思う、陳腐な言い草だけどめちゃくちゃ母校っぽい。己に甘い、自堕落、グレてるわけではない、ただ眠い、パチンコがやめられない、社会に溶け込めない、俺は悪くない、通底している観念だけど、最近の作品はより俯瞰的で哲学的。
アルバム「エピタフ」収録の「こだわる男」にはゾッとしてしまった。詩。
「俺にはこんなこだわりがあるんだぞ」ってペラペラ喋ってる軽薄で人望のない男の姿が浮かんで哀愁を誘う。「職人こだわりの塩で天ぷら食べる」「小津安二郎を語らせたらうるさい」あたりさすがの鋭い観察眼、ちょうどいそうなウザさ。だれからも選ばれてない奴がなにかを選ぶ対比、サビで自己分析がしっかりできてるのも超切ないけど、真髄はこのあと。Aメロ→サビで展開してたとこにBメロが出現、
誰にも選ばれてなくても
特別な才能なんてなくても
職人こだわりの塩で天ぷら食べれる
職人こだわりの塩でないと 天ぷらなんて
塩でないと 食えたもんじゃない
最後は男の負け惜しみ捨てゼリフだと思っていたけど、これ「天ぷら」を自分に、「塩」をなけなしのこだわりに喩えてないか?
なんの取り柄もない俺にはこだわりを持つことしかできない、こだわりすら持たなくなったら俺は生きてることさえ許されない、という叫び。
怖くなる。ここまで哀れな男をクスクス笑いながら聴いてたけど突然怖くなる、お前はどうなんだ?お前は天ぷらじゃねえのか?
吉田さんは多分こんな含みなどなくこの詩を生み出しており、とんちんかんな邪推に「…違いますね。特に意味はないです」とか言いそう。この勝手なイメージすら的外れだと思われて笑われそう。そこが好きだ。背中を押すとか音楽でなにかを変えるとかなんも気負ってなさそうな醒めた目が。
KISS
20150921 シャムキャッツ/KISS @SHIMOKITAZAWA INDIEFANCLUB 2015 - YouTube
シャムキャッツの夏目くんと仲良くなりたい学生時代だった。好きな子教えあったり通学カバン交換したりしながら一緒に帰るの
夏目くんは女の子にちょっかい出したりはするけど、女系家族で育ってるから理解があって根本的にやさしくて、他のイケてる男の子からはちょっと疎まれてるけど夏目くん自体はそれを全然気にしてない感じ。イマドキのオシャレとか全然興味なくひじのあたりがこすれて色あせたトレーナーとか着て、団地で仲良いお兄ちゃんお姉ちゃんから教えてもらったらしい音楽を聴いて、わたしに教えてくれる。お家はそこまで裕福じゃなくて、生活感あるにおいがする。猫の毛がいつも周りにフワフワ舞っている
高校でいったん離れて久々に再会したらタバコとか吸ってて、ああイキりを覚えてダサくなっちゃったなあ…と思うとこまで込みで仲良くなりたい。夏目こんないい曲つくるんだ…ってもらったデモ聴いて帰りの電車でエモくなりたい。kiss…
テーマ「この1年、最も重要なこの曲、この映画、この本」
岡崎体育 『感情のピクセル』Music Video - YouTube
「感情のピクセル」は、従来のコミックソングとは一線を画している。笑いの点でかなり高度なのだ。
そもそも、笑いは「共感」と「裏切り」に二分される。曲の展開を歌詞で説明する「explain」や、ミュージックビデオあるあるを歌った「MUSIC VIDEO」など、元々岡崎が得意としてきたのは「共感の笑い」であった。そこに本作は「裏切りの笑い」を加えてきた。曲調、歌詞、MVの雰囲気までラウドロックに寄せて「あるある!」と思わせておき、サビの「どうぶつさんたちだいしゅうごうだわいわい」という意外性のある歌詞で壮大なフリボケをかます。それ以降もストーリーに添いつつ小ボケを繰り出す。「あるある」と「なしなし」を共存させることで莫大なおもしろみを生んでいるのだ。さながら質の高いコントであり、ここまで緻密に練られたコミックソングはそう存在しないだろう。
それだけではない。正反対の「裏切り」現象が起こりうるのも興味深い。従来の曲を知るファンはサビまでは肩透かし、サビ以降を期待した展開だと感じる。リスナーの性質によって捉え方の変わる、二重の裏切りを仕掛けているのだ。
楽曲としてのクオリティも高い。ラウドロックを真摯に研究した上でのリスペクトを感じるオマージュに仕上がっている。
2017年のエンタメシーンにおけるトレンドは「マルチ」と「キャッチー」である。近年は、又吉直樹、星野源など、本業にプラスした才能を持つタレントがブレイクしている。
また、カリスマよりも、弱みをさらけ出す等身大のキャラクターに人気が集まる風潮がうかがえる。この点、岡崎は大きな可能性を秘めている。その自虐的なキャラクターと笑いのセンスで、着実に活躍の幅を広げている。
『感情のピクセル』は、コミックソング史を変革すると同時に、岡崎体育の名を世に広く知らしめる一曲となるだろう。
◽︎ッキング・オン受けたとき書いた作文。落としたやつ絶対シバく。